脇山の自然

脇山は福岡市の南、脊振山の麓に広がる風光明媚なエリアです。
室見川の上流となる椎原川をはじめ、脊振のきれいな水に恵まれており、福岡でも歴史のある米どころとして良く知られています。
恵まれた自然とのどかな雰囲気は時の流れを忘れさせてくれます。

脇山と主基斉田

脇山と主基斉田

昭和3年11月、昭和天皇の即位の大礼が行われるにあたり、天皇に供せられる新穀を奉納する大祭がありました。
この新穀を取るには、古来京都以東以北を「悠紀(ゆき)」、以南以西を「主基(すき)」の地方と定め、それぞれの地方から新穀を奉納する慣例になっていました。
西の主基斎田代表として選考されたのが当時の福岡県早良郡脇山村。決定の条件は、水かきれいで収穫が早く、風俗人種が純朴ということでした。昭和3年6月5日の御田植え祭りには、八人の八乙女が舞を奉納しました。現在も「お田植舞」は脇山校区自治協議会の保存会により大切に受け継がれています。